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共に目指せるゴールとは? TOC × チーム創り Step 2

TOC × チーム創りの2番目は、「共に目指せるゴールができる」です。

1.共通言語ができてコミュニケーションが始まる
2.共に目指せるゴールができる(この記事)
3.できばえを自分たちで評価できるようになる
4.制限時間を意識するようになる
5.心理的安全性が確保できる

ゴールというと、私は最初にマラソンでのゴールを思い浮かべます。

しかしそれは単独競技。

「共に目指せるゴール」は、ちょっとマラソンとは違うイメージになりそうですね。

サッカーのゴールもみんなで目指しているには違いないですが、決めているのは一人。

社長から中間管理職、新入社員までいる会社のゴールは、もうちょっと違うイメージになるかも知れません。多くの会社は、社長がゴールばっかり決めているってことでもないと思います。

会社や組織、集団でのゴールってどんなものか、もう一度考えてみましょう。

 

論理で出したゴールは心が動かない

会社のゴールはついつい数字とかを頭で考えがちですが、それだけでは全く絵に描いた餅にしかならないっていう体験をしたことがあります。

ある会社で進行役をして、みんなでゴールを考えて考えて、考え抜いた時。ようやくみんなが考えるゴールを紙に書ききって全部揃った、これでどう?!っていう瞬間が来ました。

おー、こんなゴールが達成できたらすごいよね?! って大いに盛り上がると思っていましたが。。。

予想に反してみんなの反応は「うーん。」「ふーん。」っていうものだったのです。

言葉では全部未来を書ききっているのに、何故こんなに盛り上がらないんだろう?! 私もかなりショックを受けました。

しばらく休憩した後、相棒の米澤晋也が、小学校でやっていたプログラムが大いに盛り上がったのを思い出していました。

そのプログラムは「夢新聞」。

未来の日付の自分の新聞を完成させる。達成した夢を一人一人が描き切り、クラス全員が新聞の形にしてしまおうっていうプログラムです。

自分だけ描き終わってもダメ、時間内に全員が終わらないとミッション達成ではありません。だから、小学生も自分ができることで他人を手伝い合います。

全員でミッション達成した時の興奮はすごいものです。周りで見ている大人たちも興奮します!

そう、この気持ちの盛り上がりがない。

ゴールを実現するには、頭の中に映像がありありと描けるような、ビジュアルで感性的な成果物が必要だ。

そう考えて今度は「じゃあ、これらが実現した時に何が起こっているかを報じた、未来の日付の新聞をみんなで描いてみましょう。」と提案しました。

みんなワクワクして作る作る!

すると、例えばこんな新聞ができあがったりします。

文字で羅列したビジョンはピンと来ないことが多いですが、これならありありとビジョンが共有できます!

最近この夢新聞の手法は、ビジネス向けにも活用され、BMR(Beings Management Resources)研修として確立されてきています。

まずはBMRで「ゴールをみんなで達成したい!」という気持ちを共有することが大事ですね。

新聞ができればゴールができた!と言いたいところですが、ここでもう一歩進みます。

 

ゴールは感性 × 論理の両面で考える

たくらみ屋では「感性的 × 論理的」という両面からアプローチすると効果が高いと考えています。

感性面で盛り上がることはとても大事です。これはゴールを実現する原動力になります。

しかし感情の盛り上がりだけでは、いざ実行する時、少しのつまづきや障害ですぐに盛り下がってしまいます。

ここで「ワクワクするゴール」という立派な外観の建物を支えるような土台と骨組みを構築しておくと、実行力が出ます。常にみんなが目指せる目標として掲げておくことができるものになっていくのです。

その際に使うのは論理的思考。ロジックでは「ザ・ゴール」の書籍で有名なTOC(制約条件の理論)の出番です。

ゴールは何?と聞かれた時に、TOCではちゃんとゴールの定義が決まっています。

ゴールを決めるには「ODSC」を書きます。ODSCとは、下記の3つの要素のを組み合わせた略語です。

Objectives:目的
Deliverables:成果物
Success Criteria:成功基準

やり方は簡単です。

夢新聞などで掲げた一面見出し「タイトル」を野心的な目標として設定します。それにやるにあたって

・目的は何ですか?
・どんな成果物、目に見えるものができていますか?
・成功基準は何ですか? どんなできばえならいいと思いますか?

とみんなに聞いていって、それをどんどん付箋で書いていくのです。

司会は新入社員など、一番「プレッシャーを与えない人」がいいです。社長などがやってしまうと、あまり意見が出ないことが多いですからね。

プレッシャーがかかると思ったら、社長は席を外しても構いません。帰ってきたら「これ、本当にウチの社員が作ったの?」って驚くものができていますから(^-^)

感性的な新聞など、ビジュアルを作った後なら、論理的な思考もわりと楽しくできます。感性×論理の掛け算の効果が実感できるからですね。

すると、例えばこんなものができあがります。

なるほど、社長はこれがやりたいと思ってるけど、新入社員はこうなんだね。中間管理職はこんなことを考えていたんだ、というものが共有できます。

そして、どれか1つではなくこれらがみんな実現したものが「共に目指せるゴール」です。

理念が共有されていない、ビジョンが見えないという皆さん。感性×論理の両面から、是非みんなで目指せるゴールを共有してくださいね。

 

たくらみ屋では感性×論理でのゴール創り研修を行っています。詳細は森本繁生のFaceookのメッセージかたくらみ屋の「手配書」、LINE@でご連絡ください。

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森本 繁生
Shigeo Morimoto

1966年大阪市生まれ。シナリオタクラミスト。株式会社こきょう 代表取締役。 「教えない」企業研修で何故か参加者の家庭や地域も良くなってしまう。革新の好循環を起こす「プロの素人」。そのためにTOC(制約条件の理論)MG(MQ戦略ゲーム)、20年全国のECショップの現場を飛び回った現場経験、臨床心理学を駆使。 1996年「電脳乞食」が日経グランプリを受賞、最初のたくらみ成功事例となったのをきっかけに、電子商店街「逸品.com」やEコマース勉強会「OSMC」を創設。2009年からMGインストラクター資格、TOC国際認定ジョナ資格などを取得して企業研修に力を入れ始める。 京都大学教育心理学科卒。野鳥観察や坐禅断食を楽しみ、4年半のニュージーランド移住経験を持つ自然好きでもある。特技は忘れ物と日付を間違うこと😃

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