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パスを躊躇なく出せる「受け方」を考えると、チームに近づく

みんなが文殊の知恵を出し合う自律的集団では、コミュニケーションが活発に行われています。

しかし、このコミュニケーションって、取ろうと思って取るものではないですよね?

コミュニケーションは取りたいと思うから取るのです。

だから「コミュニケーションを取れ!」と言っても、「コミュニケーションを取らなければ!」と思ってもなかなか取れない。

コミュニケーションを取りたいと思う場、環境が必要なのです。コミュニケーションと取りたい集団に「なる」という状態ですね。

そういう意味では指示ゼロ経営と同じです。

指示ゼロ経営は指示命令を絶対にしない!と頑張る経営ではありません。指示命令をしない状態に「なる」のが指示ゼロ経営です。

 

サッカー・ワールドカップ2018はすごく盛り上がりましたね! サッカーはよく知らない私も、とにかく今大会は点が入るサッカーだったのが面白そうでした😊

そこで、良くも悪くも話題になったのが「パス回し」でしたね。

パスっていうのは、チームの基本だと思うのです。

私は中学の時はラグビー部でした。暑い夏もあの時代は「水を飲むな!」と言われて、必死に芝生もない砂利のグラウンドを走り回っていました。

そのラグビーの練習でも、最初のウォーミングアップはパス回しの練習からでした。そのくらい基礎的なことで、できないと話にならないっていう意味だと思うんです。

しかし、どうも仕事ではついつち個人技に走ってしまいがちですよね。特に優秀な人、そして社長はそう思いたくなる気持ちはわかります。

あのスター選手のように、華麗なるゴールやトライを決めたいですよね! アッと驚くキックやパスをうまく決めてみたい。

しかしゴールやトライに至るまでのパスは、パスを出す人と「パスを受ける人」が必要なわけです。

みんながパスの「出し方」ばかりうまくなっても、受ける人がいないとパスは通らない!

そこで、仕事がうまく流れないと思った時は「受け方」を工夫してみるわけです。

 

小さな心理的負担を無くす「受け方」を工夫する

私も、セミナーでは散々言っていたのになかなか自分ではできないことがありました。それが、受け方の仕組みを考えてうまくいくようになったことがあります。

TOCではよく「大きな山は小さく崩す」と言います。

まとめて仕事を流さずに、細かく分けて流すと受ける側も対応しやすいし、仕事が流れやすい。

流しそうめんをどっと流すと食べられないけど、食べるのを見てから入れるとみんな喜んで食べるのと同じです。

しかし、何故か私は出張の領収書をためてどっと月末に経理担当の妻に流してしまって怒られちゃう。パス回しがうまく行っていない!

頭ではわかっているけど、身体が動かない!って不合理なことは誰でも経験があると思いますが、領収書は私にとってその1つでした。

そこで、話し合いました。毎日領収書を少しづつ渡すにはどうパスを回すか?

結論は、妻のPCモニターの下に小さな箱を置くことでした。

このモニターは、書斎からリビングに行き来する廊下に面していて頻繁に通ります。つまり、リビングに移動するついでにすっと箱に入れておけばいいのです。

この箱は重要な役割を担っていることに気が付きました。

今までは「何も言わずに」「すぐに置いておける」場所がなかったがために、小さな心理的負担が重なって出しにくいということがわかりました。

領収書を渡すにも、いちいちバラけないように封筒とかに入れて、「これ、ここに置いとくね」などと声をかけないといけない。すると、忙しそうにしている時とか、パソコン周りに置き場がない時は躊躇してしまいます。

たった一つ、小さな箱を置いておくだけで解決。これは「躊躇なくパスを出せる受け方の仕組み」だと思うんです。

本当に小さなことですけど、高度な技でなくてもパスがスムーズに流ればどんどん点が取れますよね。

 

「何かあれば言えばいい、その都度言ってくれればいい」っていうのは、実はまずい受け方かも知れません。

部下が上司に大してなら普通は躊躇するだろうし、社長であっても何回も声かけて依頼したりするのは躊躇する。

相手が躊躇しない受け方を考えると、うまくいく場面は大いにあると思います。

みんなが一生懸命個人技を磨いているけど、何だか点が取れないチームになっているように感じる時は、是非「パス回し」「パスの受け方」を考えてみてください。

 

たぶん、このオールブラックスの動画のような唖然とするようなパスの受け方ができなくても、点が取れるチームになれると思います。それにしても、後ろ向きでパスを受けるこれは凄すぎるけど(^-^;;;

 

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森本 繁生
Shigeo Morimoto

1966年大阪市生まれ。シナリオタクラミスト。株式会社こきょう 代表取締役。 「教えない」企業研修で何故か参加者の家庭や地域も良くなってしまう。革新の好循環を起こす「プロの素人」。そのためにTOC(制約条件の理論)MG(MQ戦略ゲーム)、20年全国のECショップの現場を飛び回った現場経験、臨床心理学を駆使。 1996年「電脳乞食」が日経グランプリを受賞、最初のたくらみ成功事例となったのをきっかけに、電子商店街「逸品.com」やEコマース勉強会「OSMC」を創設。2009年からMGインストラクター資格、TOC国際認定ジョナ資格などを取得して企業研修に力を入れ始める。 京都大学教育心理学科卒。野鳥観察や坐禅断食を楽しみ、4年半のニュージーランド移住経験を持つ自然好きでもある。特技は忘れ物と日付を間違うこと😃

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