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対立は全て解消しなくてもいいんじゃない?

むか〜し、会社の偉いおじさんたちが「総論賛成、各論反対だよね、ハハハッ!」って笑っていたのを何故かよく覚えています。何かその言葉を聞くごとにいやーな感じがしていたんですよね。

数年前にこのような図に出会って、その理由がわかりました。

この図は「クラウド」「対立解消図」と言われます。世の中にはたくさんの対立・ジレンマがありますが、それを解くために使うツールです。

このような在庫を持つ・持たないの対立は、営業と経理でよくありますね!

その対立で押したり引いたりしていると、最終的には妥協になってしまいます。ちょっとどっちかが譲るか、ある時は片方をやってある時はもう一方やる、とかですね。

でもこれを根本的に解消するためには、それぞれの行動の目的を考えようってツールです。

 

そうすると、最終的にはほとんどの場合同じ大きな目的を持っていることがわかります。そうすると、お互い対面で睨み合ってる状態から、肩を並べてちょっと上を向いて夕日を指差して見つめているようなイメージにできますね(ならない?)。

「総論賛成、各論反対」のおじさんたちは、こういう状態であるってことには多分うすうす気づいていたんですよね。でも残念なことにそこで諦めてた。

これを解決するためにもうちょっと考えられるのにって残念感が凄かったから、よく覚えてたんだと思います。

 

この図を描いたら多くの対立が解消します。対立を解消するには、一番大きな目的から逆に読むのです。目的からの逆算!

「会社をよくするためには → 売り逃しを防ぐ必要がある」
「売り逃しを防ぐためには → 在庫を持つ必要がある」

「会社をよくするためには → 経費を削減する必要がある」
「経費を削減するためには → 在庫を持たない必要がある」

最後に
「在庫を持つことと 在庫を持たないことは 対立している」

こんな風に声を出して読むのです。

 

声を出すのが大事です。声を出すと、自分の口で言った違和感がとってもよく伝わります。

映画「マトリックス」の3部作の最後のシーンで、エージェント・スミスが「始まりあるものには全て終わりがある。。。今、私は何と言った?!」って言って破壊されたシーンと同じです。わからんか(^-^;

すると例えば「経費を削減するためには → 在庫を持たない必要がある」っていう所で「あれ?!」って思ったとするじゃないですか。そこで「なぜ?」ってまた考えます。すると

「いやー、在庫持っても経費は倉庫一個で変わらんよ。」
「儲かる商品の在庫を増やして、儲からないのは減らせばいいんじゃないの?」

などと話し合いをすることができ、対立が解消されていくのです😊

この対立解消図は四歳児くらいでも使えます。使い方をよく知りたい方は、おすすめの黄色い本を「考える力をつける3つの道具」読んで下さいね。

 

古来から人類にある対立は解消できるのか?

さて、このクラウドでシンプルに対立を表現した1つの図があります。

想像して下さい。社長が「我が社の発展のためには今すぐこの商品を販売するべきだ!」って意気込んでいます。しかしそれを聞いた社員は「何言ってるんですか!私たちは既に残業残業で手一杯なんですよ!」って反対して、対立している様子です。

2年くらい前、たくらみ屋でもよく登場する京屋染物店の蜂谷悠介さんと話していて、この様子をこんなクラウドで表現することができたのです。

凄くわかりやすいでしょ? これは私はクラウド大賞とも言える超シンプルな出来栄えだと思っています。

しかし。。。今になって「この対立は、解消できるのか?」と改めて考え始めたのです。

もともと、このクラウドを描いた経緯は「男性脳と女性脳の違い」っていうのを話していたんです。

 

SNSでもよくシェアされている「男と女の意識の差を表した漫画」があります。マンガを見たい人は、「男女の違い マンモス」などで検索してくださいね。

・古来、男は狩りに行き、女は集落で共同生活を行っていた。

・男はマンモスなどを狩りに行く。危険な目にもあう。
・それゆえに男の会話は ”解決” が最重要。戦い方や、怪我した時の治療法とか。
・男がマンモスなどに出会って ”すごいね〜” などと共感していると死んでしまう(^-^;;;

・女の集落では ”共感” こそが最重要だった。
・何故なら集落で孤立すると死を意味するからだった。
・女は「これ、変よね〜?!」などと言った時に「こうしたら?」と解決策を提示されると「わかっていない」と感じる。

 

この話、確かによくわかります!

だから社長が「我が社を救う ”解決策” はこれだ!やるのは今でしょ!」って言った時に、女性たちが「私たちの今の大変さをまず見て ”共感” してください!」っていうのは、とってもうなづけます。

「この状態って、マンモスよね〜」って言いながら描いたのが、今でしょ!今かよ!のクラウドなんです😊

そうすると。。。このクラウドって男女の脳の違いに由来するの? じゃあ本当に解決・解消できるの?

 

解消したら楽しい対立を見つける質問は

私は、別に無理に解消しなくてもいいんではないかなと考えています。「わかりやすい対立はそのままにしておけばいい」と思います。

男性脳と女性脳ってぜんぜん違う、男性と女性は別の生き物っていうことであれば、それは変えにくいこと、変えられないこと。でも確かにその対立はいつも存在する。

だったら、その対立はいつもある!って知っておいて

「今でしょ!と思ったストーリーはこうだよ。」
「今かよ!と思った状態はこうですよ。」

とお互い理解し合う「機会」にした方が先に進みやすいですね。

 

対立なんて、全部解決しなくていいと思います。そんなことしてたら人生終わってしまう(^-^;

解決すればいい対立を見つける質問があります。

「その対立が解消されたら、楽しいことが続々と起こる?」

それに0.2秒ではい!って答えられる対立だけ解消するようにたくらめばいいんです。根っこの対立をつかんで解消すると、あとは芋づる式にいいことがでてきます。

対立なんて、あるに決まっている。解消しない、できない対立は「機会」と考えよう。

人生、対立や問題って言葉にずっと囲まれて過ごすのって楽しくないですね。見る対立も断捨離しよう、流せるものはぜ~んぶ流してしまおう。

対立って言葉に邪魔されず、今週も月曜日から楽しさが加速しますように!

 

☆対立が楽しく解消できるTOCセミナー

2/10-11岐阜  2/20大阪1dayTOC  3/21-22大阪 4/13-14 一ノ関

 

森本 繁生
Shigeo Morimoto

1966年大阪市生まれ。シナリオタクラミスト。株式会社こきょう 代表取締役。 「教えない」企業研修で何故か参加者の家庭や地域も良くなってしまう。革新の好循環を起こす「プロの素人」。そのためにTOC(制約条件の理論)MG(MQ戦略ゲーム)、20年全国のECショップの現場を飛び回った現場経験、臨床心理学を駆使。 1996年「電脳乞食」が日経グランプリを受賞、最初のたくらみ成功事例となったのをきっかけに、電子商店街「逸品.com」やEコマース勉強会「OSMC」を創設。2009年からMGインストラクター資格、TOC国際認定ジョナ資格などを取得して企業研修に力を入れ始める。 京都大学教育心理学科卒。野鳥観察や坐禅断食を楽しみ、4年半のニュージーランド移住経験を持つ自然好きでもある。特技は忘れ物と日付を間違うこと😃

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