お金の循環を考える子ども商店:第2回子ども商店プロジェクト in 一ノ関(2)

→ 前回の記事:子ども商店入門の場作り:第2回子ども商店プロジェクト in 一ノ関(1)

さて、いよいよ蜂谷蒼大(はちやそうた)先生の登場です!

そうた君が家庭内起業 → 赤字から市場を開拓して黒字転換 → オリジナルビールを発売し始めた過程までは、「大人が襟を正した小学5年生の講演!」で既にご紹介しました。

今回はそうた君の敏腕マネージャー?! お父さんの蜂谷悠介さんが、そうた君にインタビュー、解説する形で進みます。

蜂谷親子

そうた君の取引はますます拡大。何と利益の半分の3000円以上を税金として家庭に納め、自己資本をしっかり伸ばしている! バランスシート書いている小学生はどこにいるでしょうか?!

オリジナル商品「そうたビール」もこの日の懇親会用に15本受注を受けました。仕入れ・伝票作成に大忙しです😊

どんどん取引が増えていくとどうなるんだろう? 大人から質問が出ます。

「この後注文が増えて、自分も忙しくなってできなくなっていったらどうしますか?」

「ここにいる弟たちを人材育成します。」

と言って、ニヤリと弟2人の方を見ます。

この弟たちの、え〜〜って言うような顔😊

そうた君ははっきりと経営者の視点を持っています。自分一人でいつまでも作業をやらない。周囲の力を借りながら、人材を育成しながら事業を続けていく方針を明確に打ち出しています。

「ほー、そう進むのか!」

ついつい早いからと思って自分でやって、小さな事業やってしまうよね。。。という思いが、大人たちの言葉の中ににじんでいます。

そしてさらに深い学びをそうた先生からいただくことになります。

「このお中元のタオルはどこで入手しましたか?」

そうです、儲かった時にお客様のおじさんおばさんにお中元として一人一人に手渡した今治タオルのことです。

「幼稚園のバザーで買いました。」

「自分が卒園した幼稚園が潤うし、そこの園児にもお金が使われるし、そういう場所から購入した商品はもらう人も喜んでくれるからです。」

お金と喜びの循環を起こす! 子ども商店の商売の姿勢の純粋さは本当に素晴らしい。

筆者もお金を儲けるということを、もう一度深く考えるきっかけとなりました。

「お金を儲ける」というと、どうしても何か汚い、いやらしい、悪いことというイメージが付いて回るようです。それは何故か?

それは儲けるということが、イコール「溜め込む」「自分のためだけに使う」ということが連想されているからだと思います。

しかし、お金を循環させる、大きく流すというふうに捉えるとどうでしょうか? 儲けるというのは、その流れを起こすエンジンのように捉えればどうでしょうか?

世の中が活発になり、喜びが増えることが容易に連想されます。

子ども商店が純粋な気持ちでそのように考えるということは、それは本来、自然の摂理に合ったことかもしれない。大人になればなるほど、いろんな大人の事情が支配して来て、自然の摂理から離れてしまうのかも知れない。

本来、どうありたいのか? を常に思い出しておくために、私は子ども商店と話しつづけたいと強く思いました。

講演後は、大人たちが一言づつ感想を述べます。想像以上の子ども商店の可能性に「ワクワクした」「大いに夢が持てた」という言葉が聞かれます。

最後はもちろん、そうたビールで乾杯!

そうたビールにも、たくらみロゴが入ったのがわかりますか?

そうた先生は、新春2018年1月4日、福岡県小倉に登場します。新年、家族で素晴らしいスタートを切りたい方は、是非そうた先生に会いに来てくださいね!

「第3回子ども商店プロジェクト! in 小倉」はこちらをクリック!

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投稿者プロフィール

Shigeo Morimoto
Shigeo Morimoto
1966年大阪市生まれ。革新の好循環を起こす「プロの素人」。株式会社こきょう 代表取締役。「教えない」企業研修で何故か良くなってしまう。そのためにTOC(国際認定ジョナ資格)、MG(西研究所認定インストラクター)、20年のEC業界経験で築いたご縁と、大学で河合隼雄氏に学んだ臨床心理学を駆使。

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