三者三様、個性的! リアル子ども商店誕生

5月27日は、泉大津市でリアル子ども商店が3店舗誕生しました!

助松神社で毎年行われる地域イベント「みんなdeつながる市場」で、今年は子ども商店ブースが急遽開設されることに決定。

これは、4月に行われた「たくらみカフェ」で子どもたちの商売したい!エネルギーが爆発してしまい、なんとか早く受け皿を作らないと大変なことになる! という経緯で実現しました。

過去記事:大人が限界を夢中で超えていく時:子ども商店たくらみカフェ(2)

たくらみ屋森本も沖縄の出張帰りに関西空港から駆けつけ、何とか子どもたちが商売している時間に間に合いました! 会場に着いた途端、子どもたちの強烈な売り込みにあう(^-^;;

出店の様子は、サポートしていただいた松南志塾さんや関係者の方々からいろんなレポートがあると思いますので、たくらみ屋としては子ども商店の経営が実際どうだったか? と分析してみたいと思います😊

 

まずは、チョコバナナチーム!

堂々と売り切れの看板を掲示しております。正確な数は決算を待ちたいと思いますが、確か70本くらいは売っていたと思います! 私も最後の残り5本のところで到着したので急いで購入。

応援に来ていただいた南出賢一泉大津市長と一緒にパチリ。

チョコバナナはどうやら「気軽に買ってもらえる」商品と価格帯を狙った模様。まず目に入る「140円」「やすいよ!」のプライス。

学校の部活帰りと思われる高校生たちにも気軽に買ってもらえる金額、お客様の反応は上々で売れ行きは好調です。

一方、この店にアルバイトとして子どもに雇われていた😊お母さん達は「うっ、その値段で本当にいいの?」という安さ。確かに心配になる!

しかしさすが親子でMG(経営シミュレーションゲーム)をやっているお母さん達。「教えない、考える機会を奪わない」ことを身に付けておられます。

ここはぐっとこらえて「まず、やってみなはれ。」で暖かく見守ります。

すると子どもたちは自分たちで考え始めます。私が来る前にこんな感想があったそうです。

「こっちメッチャ忙しいのに、隣のジュースよりも売上低いやん!」

そうです、隣の梅ジュースは400円。売れる数こそ少ないものの、3倍の値段ですから当然同じ売上なら販売数は少なくて済みます。

そして売上だけでなく実際に決算して利益を計算したときにどう思うか。決算が楽しみです😊

 

さて次は、梅ジュースチーム!

400円の強気の価格設定! 農園さん直送の南高梅を使っているとプレミアム感をアピールします。確かに果肉もザクザクと食べられて味は美味しい!

お客さんの女子高生は「ちょっと!高いやん!ワリカンにせーへん?」と話しています。

ワリカンでも買おうというところは、商品に魅力があることを物語っています。高くても買いたいというレベルに研究開発した子どもは素晴らしいですね。

しかし、やっぱり販売数は他の店よりも少ない。

私が来る前は「他にジュースはない!よっしゃ!独占販売や!」とめちゃくちゃ意気込んでいただけに、期待通りに数量が売れずにがっかり感が漂っていたそうです(^-^;

それでもできることはやる! 看板を持って大声でPR!

マイクも借りて「南高梅のジュース、よかったら買いに来てください!」とアピール。

とにかくPRに走る!

諦めずに売りに行く姿勢は感動的です。こんなに行動が起こるのも、敢えて高価格に設定したからとも言えるでしょう。

こちらも「アルバイト料、ちゃんと話してもらってないねん。。。(^-^;」と嘆くお母さんの心配は「この倍以上売るつもりやったから、梅をたくさん仕入れてるんですよ〜。」

おお、売れ残り、ロスがたくさんあるっていうこと? 高価格ゆえに売上、利益は結構他店をリードしていたようですが、経営としてはどうか? これも決算が楽しみです😊

 

最後はみたらし団子チーム!

こちらもなかなか頑張って商品開発していたようです。お母さんによると「豆腐入りで、醤油は福岡の高級醤油を使ってなかなかの出来だったようです。。。」ということで年配の方にも人気だったようですが、昼過ぎには売り切れてしまって私は食べられず残念!

みたらし団子は300円の価格設定。原価を考えるとしっかり儲けも出しているようですし、しかもお客さんを躊躇させなかったようなので絶妙の価格設定だったかも? 利益はしっかり出てそうな予感がします。

13時位で売り切っていたのはロスがないってことを考えると、経営数字的には良かったかも知れませんね。

しかし私のように遅れていってがっかりした人もまあまあ居たようなので、そのような現実を踏まえて、子どもたちが次にどういう経営方針にするか楽しみですね。

 

子ども商店は大人が口出しせず、学んだことをもとに自分たちで考えるので、それぞれ本当に個性的なお店が出てきます。

そして、子どもらしいところがいい。大人があれこれ教えたような型にはまったところがない。

自分で考えて伸びていく姿を素直に応援して買いたいと思いますし、ここから大人たちが思ってもみない商売が生まれるかも知れないですね。

読売新聞さんも取材に来たということなんで、その記事を見るのも楽しみです!

全国で子どもの生きる力、才能を青天井に伸ばしたい方々は、ぜひ一緒にやりましょう😊

この日の写真集はこちらです:子ども商店 in つながる市場

 

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投稿者プロフィール

Shigeo Morimoto
Shigeo Morimoto
1966年大阪市生まれ。革新の好循環を起こす「プロの素人」。株式会社こきょう 代表取締役。「教えない」企業研修で何故か良くなってしまう。そのためにTOC(国際認定ジョナ資格)、MG(西研究所認定インストラクター)、20年のEC業界経験で築いたご縁と、大学で河合隼雄氏に学んだ臨床心理学を駆使。

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