たくらみ屋の企み blog

たくらみ屋 ブログ ダダ漏れ秘密結社

バランスは取らない。飽きを活用する。

「バランスの取れた会社は倒産する。」

最近ワークライフバランスについての話をいくつか聞いたので、改めてTOC「ザ・ゴール」で書かれているこの言葉について考えてみました。

これは、ザ・ゴールの中でも最も衝撃的な場面で、工場長は「こんな時に冗談はやめて下さい!」と怒るのですが、メンターのジョナは「冗談ではないよ。」とさらさらと事実を説明し始めます。

確かに。。。これは物理学的、数学的には真実です。何回かTOCシミュレーションゲームをやってみるとよくわかります。

本当に、バランスを取った会社は倒産する!

「そうは言っても、バランスを取らずには居られない!」

どうしても、バランスを取らないのが心理的に受け入れがたいのはわかります。人間、空白があったら埋めたくなるものです。出る杭があればへこませたくなるものです。人間はバランスは取りたい生き物のようです。

シミュレーションゲームで何度かやると身体がそのように動くようになってきますが、話を聞いただけでは抵抗感があるのです。

ここは欲求のポイントを変える、エネルギーの向きを変える必要がありそうです。

 

エネルギーの奪わない環境づくり

先日、小学3年生が参加してくれた家族研修イベントで嬉しいことが起こりました。

最初は大人のために発明開発された経営研修MG。小学生でも割り算ができればOK、とっても熱心にやります。すぐに大人よりうまくやれるようになります。

しかし大きく大人と違う点があります。それは、飽きやすいこと。

5年生くらいになったら1時間くらい講義をしてもちゃんと座っていますが、小学校3年生くらいではどんなに面白く講義をしたとしても、まあ30分くらいで飽きてきます。

座っていること自体が無理、じっとしてられない。

そこで、決算中もたくらみベースに置いてあるスラックラインに乗りに行ったりします。

ここで「スラックラインで遊ばないで! 先に決算を終わらせよう!」

って言うのは簡単です。

しかしその場に居た人は、子どもたちの才能を青天井に伸ばしたい人たち。怪我すること以外はあまり禁止の言葉は多くは使いません。2通りの言い方をします。

まずは、終わったらいいことがあると伝えてます。

「決算終わったらみんなでお昼ごはんに行こう!」
「天気がいいから公園にも散歩に行こう!」

あ!っと気がついた子どもたちは、とたんに席に戻って計算を再開します。さすが、才能を伸ばしたい皆さんたちのつくる場は素晴らしい😊

そしてもう一つは。。。今やっていることを、飽きるまでどんどんやらせるのです。

 

子どもが手に入れた「ワークとライフ、両方とも。」

スラックラインはやってみるとわかりますが、ちょっとやってると体幹が鍛えられてどんどん汗が出てきます。

2日間室内でやる研修でエネルギーを持て余している子どもたち。それを直感的に感じている大人たちは、子どもたちがスラックラインを始めると応援を始めます。

「お!うまく渡れたね!」
「覚えが早い。さすがやね〜。」

私も研修2日目開始前の朝は、小学生も出場しているスラックラインワールドカップのDVDを流しておいて、気分を高める仕掛けをしておきます。

朝から子どもは汗だくです😃

スラックラインでエネルギーを放出した子どもは「さあ疲れたし、そろそろやるか。」って感じで、おやつを食べて、飲み物を飲んで席に戻ります。

あまり、大人が「こうしなさい」って言わなくてもいいんです。結果、2日間でちゃんと5年分のシミュレーションゲームが終わりましたからね。

そして、後でもっと嬉しいことが起こりました。

 

帰ってからお母さんがこう書いていました。

「”あの本”をおもむろに取り出してきて読んでいる。」

おお、これは子ども向けの経済の入門書として有名な「レモンをお金に変える法」。お母さんが表彰された数字の「自己資本」っていうのが気になったんやね! 早速勉強している、素晴らしい〜。

そしてさらに。。。

「お借りしてきたスラックラインのDVDを夢中で観ています(๑˃̵ᴗ˂̵)」

おお! 経営の勉強だけでなく、スラックラインの方も! これは嬉しい!

何故嬉しいか?

もし大人たちが「今は勉強だから、スラックラインはやめときなさい」っていうふうに接していたら、恐らく起こらなかったことだからです。

MGもがんばったね! スラックラインも、もっとできるよ!

こんな環境を参加者の皆さんが作っていただいたからこそ、子どもはワークの学びとライフの楽しさを両方手に入れることができました。

もしかしたら、起業もしてスラックラインもワールドカップに出るような子どもたちが誕生するかな?

 

これは大人も同じではないかな? と考えるのです。

「そんなことやめとけよ。」
「そんなのやってる場合じゃない。」
「今はこっちの方をやれよ。」

と言いたい場面は多いと思います。

しかし他人に言われてやめたことは、ずっと心に引っかかっています。エネルギーが流れずに溜まってしまっています。

それは別の機会に放出するしかないですし、もしかしたらいびつな形で放出されてしまうかも知れません。

「飽きるまで、どんどんやらせてみる。応援する。」

そんな機会がもっと増えればいいなと思うのです。

飽きたら、次にやりたいことを考えます。周囲の人がやめとけよっていった本当の理由もわかるかもしれません。

エネルギーが強く放出されると、それに巻き込まれた周囲のエネルギーも集めてしまいますので、もしかしたら今までなかったものを一緒に創造してしまうかも知れません。

もし全然飽きないことが見つかったら、それは文字通り「商い」😊

必ず仕事に繋がりますね!

才能を青天井に開放するには、やりたいというエネルギーを損なわない。飽きるまでやれる場所を作る。

そんな環境がもっともっと増えればいいなとたくらみ屋は考えています😊

大人も子どもも、まだまだできる、まだまだ楽しめる!

 

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森本 繁生
Shigeo Morimoto

1966年大阪市生まれ。シナリオタクラミスト。株式会社こきょう 代表取締役。 「教えない」企業研修で何故か参加者の家庭や地域も良くなってしまう。革新の好循環を起こす「プロの素人」。そのためにTOC(制約条件の理論)MG(MQ戦略ゲーム)、20年全国のECショップの現場を飛び回った現場経験、臨床心理学を駆使。 1996年「電脳乞食」が日経グランプリを受賞、最初のたくらみ成功事例となったのをきっかけに、電子商店街「逸品.com」やEコマース勉強会「OSMC」を創設。2009年からMGインストラクター資格、TOC国際認定ジョナ資格などを取得して企業研修に力を入れ始める。 京都大学教育心理学科卒。野鳥観察や坐禅断食を楽しみ、4年半のニュージーランド移住経験を持つ自然好きでもある。特技は忘れ物と日付を間違うこと😃

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