「幸せに働く場をつくりたい」そのためには指示ゼロ経営が最適だった:指示ゼロ経営現場見学会

「どうしたらみんなが幸せに働けるんだろう」私はそれしか考えてなくって、後はみんなが考えてやってくれたらそれで良い。

・お給料は一般美容室の1~2割は良いと思う
・日曜日は定休日
・営業時間は9時~17時で残業はほぼなし。

子どもができて美容師としてのブランクがあっても良いし、子どもの病気や行事でお休みもOK

美容師だからといって家族との時間を持てなかったり、諸条件を諦めないといけない職場は私自身がいやだった。

☆ ☆ ☆

先日10月22日に指示ゼロ経営実践会社見学会にお伺いしたのは岐阜のヘナ専門美容室「月と風」さん。

オーナー武藤花緒理さんは過去に一斉離職の経験があったから、もう人を雇用するのはイヤだった・・・

ご自身はヘナをインドから輸入し、全国の理美容店に販売する株式会社エコノワを13年ほど前から経営していたので、お母さまが長年経営していた美容室を継ぐつもりはなかったのだけど、継がざるを得ない状況になってしまい、

それなら「働く人がどうしたら幸せに働けるかだけを考えたい。」と考え、学び始めたのが旧知でたくらみ屋ボス・米澤晋也さんの指示ゼロ経営

そして・・・
「そうか、組織は管理しなくて良いんだ・・・」ってことに気づき・・・

 

☆ ☆ ☆

かつては人を雇用するのがイヤと思っていた花緒理さんが、2年経たずに2店舗目を出店し、この先もまだまだ展開を考えてられてる花緒理さんの変化の様子に、私・マネージャー勝矢、とても興味があって参加しました。

●採用の際から自律型組織・指示ゼロの方針を伝え、想いに共感する人と出会う

求人のタイミングと指示ゼロ経営の採用セミナーが重なって、学んだ通りに求人原稿を書き、実践したら、条件が良かったこともあるけど、多くの申込みがあり、その中から、ストーリーに共感し、この人なら一緒に働きたいと思えたのは2名。

 

この時点ではまだ店の名前も決まってなかった。

 

3人目以降はみんなで選ぶと決めて、「あなたたちが一緒に働けるか」が大事だよって・・・

 

3人目が難しく、結果として、以前、母の店・セザム時代に働いていた翼君に声を掛け、働いてくれることが決まり、そして、次に出会った3名もとても良くって、「じゃ、もう1店出すか!」ってなったのよね・・・

 

☆ ☆ ☆

 

お母様のお店を継承することになって長良店(本店)を店名も変え、ヘナ専門美容室「月と風」としてオープンしたのが2017年10月。

 

2店舗目、城東通店をオープンしたのが2019年2月でした。

 

新店舗を出すから人を雇うではなく、良い人財に出会ったから新店舗を出店する。

 

ミーティングは時にマインドマップや未来日記を用いながら、会社のミッションと、スタッフたちそれぞれの人生、自分たちが本当に望んでいるものは何か。
個人の望みとチームの望みを統合しています。

 

●会社のミッション:人と自然のつながりをつくる

ヘナを扱おうと思ったのは、武藤さんの息子さんが生後3ケ月でアトピーを発症し、自分自身のこれまでを見直すことになったから。

ヘアカラーやパーマー液、ケミカルなものが頭皮から子宮に届いてしまったんじゃないか・・・

 

そこから徐々に脱ケミカルをはじめ、16・7年前から旧店舗・セザムでヘナを扱うようになり、13年前に輸入と卸の会社を設立。

現在は約400社の理美容店に卸していて、メーカーとしてのスタンスは良質なヘナを全国に広めたいとミッションをもってる。けれど、そこに固執しているわけではなく、私たちの体は食べるもので出来ていて、食生活も含め、世の中が良くなることを考え行動していけば良いと思っている。

 

●自分が綺麗になったからと泣いて喜んだ人を初めてみた

スタッフさんの声:井上あいりさん

いい意味で突き放しです^^;

上手くいくこともあれば行かないこともあるけど、ダメだったらダメだった理由を自分で考えれる。

今までのお店は考えるのは上の人、スタッフにも階層があって、アシスタントリーダーの立場にいた時はとても孤独でした。下の人たちにはなかなか伝わらないし、上から言われたことに従っても、言われてやったことに対しての結果にはそんなに興味が持てず・・・

だから今は思考錯誤だけど楽しい。

自分が綺麗になったからと泣いて喜ぶ人を初めて見て・・・

ヘナを通じて、染めれば染めるほどに髪が綺麗で元気になって、お客様が泣いて喜んでくださる。

こんな経験は初めてですから・・・

●給料も自分たちで決める

スタッフさんの声:篠田翼さん(写真右)&市川真一さん(写真左)

Q:ぶっちゃけ指示ゼロどうなんですか?

翼さん
「僕は嬉しかったです。解き放たれた感じ。」
「美容師は個が強いから合ってるように思う。」

真一さん
「旧店舗のセザムの時代から気になっていて、前職の店でできること、取り入れてて、そしたら『月と風』になって、さらに良い店になって、神々しくて・・・

一員になりたくて。

城東通店がオープンする入職前、11月から2月まで、3ケ月間毎月ミーティングをしながらすり合わせができたから・・・(*^^*)」

翼さん
「指示がなく、全部自分たちで考え、行動することになると、タスクを消化できずにパンパンになり、泣いてしまった子もいたけど、1年半経つと慣れてくる。」

「タスクがいっぱいになると、やれないことはやめていく。
責任感強いとパンパンになるかな?
僕は責任感ないわけじゃないけど、なんとかなるさ精神だから。」

Q:一番パンパンになったことは何?

翼さん
「給料を自分たちで決めてって言われた時」

「それには僕の家庭の事情もあって、奥さんにせっつかれたわけなんですけど、花緒理さんに交渉したら、『じゃあ、自分たちで決めて・・・』って言われて・・・

でも、何を根拠に決めたら良いのかわからず・・・
この時はやっぱりパンパンになったし、半ば、今回はエイヤで決めたところもあるけど、1年経って、その数字をつくれた自信もあるし、これからつくっていく方法もわかるようになってきた。

そのためにはどうやって、喜んでもらえる行動を積み重ねていくか、次期はもっと自分たちで考えて行ける。

☆ ☆ ☆

前提にはMQ会計が導入されてます。
全員に決算書が開示され、じゃあどうする?の意志決定は自分たちで。賞与も自分たちで決められています。

 

Q:指示ゼロ経営は家族にとっても良い事ありましたか?

即答で皆さんハイ!でした♪

野村のり子さん「孫も出来たし・・・」
花緒理さん「それは関係ないでしょ(笑)」
のり子さん「でも、本当に家族にとって、すごく良かったから・・・」

 

翼さん「僕は家、引っ越しできたし(*^^*)」「日曜、子どもと遊べるし」

真一さん「僕は以前、年中無休のお店で働いていて、自治会の役が回ってきても参加できなかった。今は参加できるし、パパ友との交流も出来るようになった。」

 

Q:もし、新しい人が面接にきたら、何を質問しますか?

のり子さん「いくら欲しい?」「それ自分たちでやるんだよ」「うちの店は指示しませんから」

 

Q:入職した人に一番に教えることは何ですか?

のり子さん「掃除とあいさつ」「基本ですから(*^^*)」

 

●働くことにやりがいを持って、豊な人生を生きて欲しい

 

私は指示ゼロ経営をやることが目的ではありません。「幸せに働く場」をつくりたい。そのために指示ゼロ経営が最適だと思っただけ。
そして、少しでもそう思う経営者が増えれば幸せが広がる。
そんな世の中になったらいいなあ(*^^*)
By花緒理さん

 

●スタッフさんの誇りある笑顔とご自身たちの心からの声に優るものなし

 

・自分が綺麗になったと泣いて喜ぶお客様
・家族との時間、地域との交流
・やりがいと豊かな人生

「幸せに働く場をつくる」

花緒理さんの想いからスタートしたことで指示ゼロの実践が始まり2年の「月と風」さん。

ものすごく素敵です!

 

自律型組織・指示ゼロ経営は一見ラクに思われる方もいらっしゃいます。
経営者側も、スタッフさん側も・・・

 

決してそうではなく、経営者もスタッフさんにも、様々な葛藤もプレッシャーもあります。
けれども、自分たちで考え、行動するから、喜びが自分たちのものになる。
楽ではないけど愉しいのが指示ゼロ経営。

スタッフさんの誇りある笑顔、ご自身たちの心からの声に優るものなしです。

 

ヘナ専門美容室「月と風」さん
オーナー武藤花緒理さん、スタッフさん
本当にありがとうございます(*^^*)

 

●お知らせ

指示ゼロ経営は100社あれば100通りです。
実践会社見学会が実際のスタッフさん・経営者さんの生の声が聴ける貴重な機会です。

次回予定はコチラ。
創業100周年を迎えられた岩手・一ノ関 株式会社京屋染物店様

ただ今、参加者募集中です。

投稿者プロフィール

Kazumi Katsuya
Kazumi Katsuya
大阪市生まれ。西宮市在住。たくらみ屋マネージャー。秘密結社なのに、広報担当で、笑顔と安心の場創り担当。本業はImanimaru(イマニマル)販促サポーター。美活脳®マイストーリーナビゲーター/夢新聞講師(教育版、BMR版)/株式会社ソフトパワー研究所認定TOCジュニアインストラクター/教育のためのTOC国際認定取得。https://kazumi-katsuya.com/

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