「京都・きたやま南山」は生命体。だから次世代に繋げたい。

おはようございます(*^^*)

 

たくらみ屋マネージャー・勝矢和美です。

 

先日、まるで大河小説を生きてられるような経営者さんご姉妹の方から、お話をお伺いする機会を頂きました。

 

株式会社きたやま南山 社長の楠本貞愛様と妹で専務の孫貞麗様です。

 

京都で老舗の焼肉店をお父様の代から営んでられ、最盛期には20店舗あった事業を再構築され、現在は築200年の農家を移築した和牛焼肉店「南山 本店」、同じ敷地内の別棟2Fに90人までの宴会スペース「南山 はなれ」、別棟B1には牛と肉仕事の魅力を伝え、食のエキスパートを育てるための研修施設「ミートカレッジ・ギューテロワール」、別棟3.4Fには、食を通じて子どもたちの生きる力を育む「さとのやま保育園」、そして京都駅に2018年10月にオープンされた牛肉料理店「NANZANギューテロワール」に集約されています。

 

こちらは「ミートカレッジ・ギューテロワール」のオープンの冷蔵ショーケース、生産者の方が愛情と手間暇かけて育てられた和牛を一頭買いされ、保存されています。

 

美しく磨きあげられたオープンキッチン

私たちが見学させてもらった時間帯は、休憩時間で誰もいらっしゃらず残念でしたが、ここで職人さんたちが牛を捌く様子を、保育園の子どもたちが憧れの眼差しで見てるとのことです(*^^*)

 

以前に開催された子ども料理人教室のイベントの様子はコチラ。

子どもたちの真剣な眼差しとワクワクしている様子をぜひ、ご覧くださいませ。

 

3.4階の「さとのやま保育園」は4月からの増員に向けて、ただ今急ピッチで改装工事中。

(現在はB1の仮教室で保育中)

 

2階の「南山 はなれ」はこちらで、先日は保育園児たちの生活発表会があったとのこと(*^^*)

「お豆腐をつぶす」「お野菜の皮をむく」等、年齢に応じたお料理の工程を子どもたちが担当し、お母さまたちにふるまわれたとか・・・♪

 

そして去年10月にオープンされた、新店の京都駅店へ移動。

カウンター越し、お肉のショーケースの向こうに線路が見えます。

ここでは、老舗・「きたやま南山」を知ってる人も、知らない人も、時間のある人はゆっくりと本当の牛の美味しさを味わってもらい、楽しんでもらえるメニューを。

 

時間のない方には、手早く、美味しく楽しんでもらえるメニューを用意しつつ、次にはゆっくりともっと堪能したくなるような、「南山」との出会いの場になるように♡

 

***

 

技術もお人柄も認められた若い店長さんが、本日のおすすめのお肉を見せてくださいました。

私、「今日のおすすめのお肉はこちらです。いかがでしょうか?」なんてサービスは初めてでした。とてもワクワクする体験で嬉しかったです。

 

 

「阿蘇の井さんは80歳のおじいちゃまなんだけど、ものすごく、牛を愛されてるんですよね。」・・・っと語る社長の楠本貞愛さんのお顔こそ、愛情があふれているし、お料理がサービスされる度に、スマホを構える専務の孫貞麗さんの目も、愛に満ちてるし・・・

 

「こんなに自分のお店のお料理を真剣に愛情もって、写真に写す人、見た事ない」って森本さんの言葉に一同、大笑いでした(*^^*)

 

たいへんなご苦労は次世代への投資へと繋がって行きますね。

 

お父様が創業した南山に一時期、離れていた楠本貞愛さんたちが戻って来られたのは2001年でバブル崩壊後、会社は経営はたん寸前で、18億円もの借金がありました。

 

「もうね、日々、無我夢中なわけですよ。あっちからお金を借りて、こっちへ返す。こっちから借りて、あっちへ返す。何が何だか分からないし、そういう時って、誰が敵か味方なのかもわからなくなるんですよ。」

 

大河小説のような話を、目の前の、愛溢れているお二人が実際に越えて来られていて・・・

 

「だけどね、債権者の方も、うちが潰れたら、返済されなくなるわけだから、いろいろ知恵を貸してくれるのですよ。だから、もしかしたら、一番、親身になってくれてたのは、債権者の方だったのかもしれないですね・・・」

 

・・・と、当時の大変なお話を、笑いも交えながら、話してくださるのです。

 

「だからね、今なんて、当時に比べたら、ほんと、楽なもんです。」

 

「南山 本店」もね、何度も死にかけてきたのです。継いだ当初もだし、その後にBSE問題も起こるしね。牛肉や焼肉店にとって、厳しい時代が続くのですが、それを機会に、どうやったら安心・安全の食を提供できるかをとことん学び直すことができたし、そのおかげで、改めて牛への尊敬の気持ちも沸き起こり、そこから顏が見える生産者の方々からの一頭買いをするようになり、学び直すと面白くて仕方なくなり、牛と肉仕事の魅力を伝え、食のエキスパートを育てたくなり、研修施設の「ミートカレッジ・ギューテロワール」の開校もできたし、食から子どもたちに生きる力を伝えて行きたいと思うようになり、保育園の開設にも繋がったから・・・

 

 

お二人の歩んで来られた道のりは、実際には本当に大変だったのだろうけど、そのおかげで、本当にやりたかった、安心・安全の食材を、信頼できる生産者さんから買い取り、自信をもってお客様に提供できる環境を作り、次世代を育成する施設や保育園までも作ってしまうのは、どんな状況でも、その人の意志で、人生を創っていけるという証でもあるように思いました。

 

●「たいへんなご苦労は次世代への投資へと繋がって行きますね。」

 

森本さんが言われた言葉のおかげで、会食時にはわからなかった、会話の意味をもう一度考えることができました(*^^*)

 

 

京都・きたやま南山は生命体。だから次世代に繋げたい。

 

この言葉が、ずっと心に残ってます。

ずっと心に残ってるのだけど、ここから何が広がって行くのか、私にはまだわかりません。

 

わからないけど、温かさや優しさ、力強さや知恵が結集し、本来、人がもっている能力が最大限に発揮できる場、そうそう、才能の青天井がグングン伸びる場が広がって行きそうです(*^^*)

 

子どもから大人、学生さんや地域の人たちも巻き込んで、今ある場、「南山 本店」「南山 はなれ」「ミートカレッジ・ギューテロワール」「さとのやま保育園」京都駅店「NANZANNギューテロワール」それぞれが独立しつつも繋がって、才能の青天井を大きく伸ばす、フィールドをどんどん広げて行くように思います。

 

 

そして、その先にはたくさん、たくさんの笑顔があって、それがまた循環されるのだなって思います。

 

***

 

大きな感動と期待と希望に満ちた時間だったのに、自分の表現力の拙さが歯がゆいです(:_;)

 

とても素敵な時間をご一緒させて頂いたこと、本当に感謝です。

 

 

そして、南山さんからこれから創られて行く未来がとても楽しみで仕方ないのです(*^^*)

最後までお読み頂き、ありがとうございました。

投稿者プロフィール

Kazumi Katsuya
Kazumi Katsuya
大阪市生まれ。西宮市在住。たくらみ屋マネージャー。秘密結社なのに、広報担当で、笑顔と安心の場創り担当。本業はImanimaru(イマニマル)販促サポーター。美活脳®マイストーリーナビゲーター/夢新聞講師(教育版、BMR版)/株式会社ソフトパワー研究所認定TOCジュニアインストラクター/教育のためのTOC国際認定取得。https://kazumi-katsuya.com/

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