学校では教えてくれない、子どもが大変革の時代を生きる実学とは?
僕には2人の子どもがいますが、高2の息子のテスト勉強を見ると「大丈夫か?」って思ってしまいます。
だって、社会に出てから「まったく」使わない知識ばかりだもん。
どこまでが必要で、どこからが不必要かは職種などによりますが、そこに時間とエネルギーを使って、これからの大変革の時代を生き抜くことができるのか?と不安になります。
だから僕は親として、社会のことを知っている経営者として、子どもたちには別の教育の機会をつくろうと決意しています。
たくらみ屋でも、今、それを真剣に考えています。
インプットしたもので何を創造するか?が問われる
これからの時代を生き抜く力を教えられる学校は少ないと思います。
それは学校や教員の問題ではなく構造的な問題です。
僕が尊敬する先生はそれができますが教育現場ではすごく浮いちゃうんだよね。
そういう先生は圧倒的に少ない。
でも、それはしょうがないことだと思うんです。
バブルが崩壊するまでの日本は、60年間のうち35年と9ヶ月が好景気でした。
大量生産・大量消費に支えられた経済成長が続きました。
その時代は「正解」がありました。
そこで求められる能力は、例えるならパズルを解く力です。
「これが正解」という絵があり、それに向かいどれだけ効率よく作業ができるかが成功の鍵を握りました。
だからそういう教育が普及したのだと思います。
そしてそれが形骸化して、受験は安定した企業に入るためのパスポートを手にするという意味合いになった。
今は創造性の時代ですよね。
生活者が求めるものが高度で抽象的になりました。
単一解がない、言い換えば正解が無数にある時代です。
例えば、生活者に「どんなカフェが欲しいですか?」と聞いてもこんな曖昧な答えしか返ってきません。
「いい感じの店」
これはパズルに対し「レゴ」を組み立てる能力にあたります。
正解が無数のある中で「いい感じの」レゴを作る。
だから知識とともに、それをいかに組み合わせ魅力的な価値を創造するか…クリエイティブが求められます。
インプットする知識も変わる。
アウトプットの訓練が必要になります。
さらに、AIが発達すれば、これまで人間がやってきた多くの仕事をロボットが代行することになります。
社会に出てから身につけるのでは遅いから、僕は、子どものころからそういうトレーニング必要だと考えています。
商売は子どもが「生きた実学」を学ぶ絶好の場
それを鍛えるのに商売が最適だと考えます。
なので、以前に弊社(共和堂)では、地元でフリーマーケットを開催し、子どもたちが商売を体験するプログラムを開発しました。
すべて子どもたちだけ考え商売をします
子どもたちだけのグループで出店するのですが大人は一切のアドバイスはしません。
みんなで話し合い、どんなPOPが良いか? どんな声がけが良いか? 接客態度は? ライバル店(大人がやっている店)との違いをどう見せるか?…やってみては改善するのですが、これが相手の気持を察し適切なアウトプットをする最高のトレーニングになります。
自分たちで考えた結果はすべて売上に表れます。
売れなくても誰のせいにもできませんよね。
これにより…
相手の気持を察し適切なアウトプットをする力=感性
コミュニケーション能力
改善力
責任能力…
多くの「生きる力」が身に付きます。
さて、たくらみ屋では「子ども商店プロジェクト」を立ち上げました。
相棒の森本繁生さんはMG(マネジメントゲーム)に大学生以下を無料で招待しています。
MGは会社経営をゲームを通じて身体で覚えるプログラムです。
資本金300から始め、工場設備を買い、材料を仕入れ製造し販売します。
お金がなくなったら借金もする。
自分の成績は決算書にすべて表れます。
MGでは子どもだからと言って大人は容赦しません。
なぜなら負けてしまうから(笑)
「子どもを一人前にする最良の方法は、一人前として扱うこと」
まさにそれを地で行っています。
ある小学5年生の蜂谷蒼大君は、MGに参加してからとてもたくましくなりました。
その様子はこの記事を参考にして下さい。
「子ども商店プロジェクト!」
まさに「生きた実学」を家庭で訓練しています。
僕の2人の子どもには大学卒業までに20回は体験して欲しいと思っています。
さて、その蜂谷蒼大くんの講演があります(!)
お父さんと一緒に、自分の身に起きた変化を赤裸々に語ります。
詳しくはこちらから!
教育現場は今、時代の変わり目に来て大きな課題に直面しています。
これまで何十年も続いてきたシステムを変えるのは混乱も伴うと思います。
だから、親は独自の対策を立てる必要があると思います。
もう、偏差値なんて気にしている場合じゃないですね!
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たくらみ屋の最も気軽な相談窓口です。こんな方に効きます。
・とにかく思考が整理されておらず、とっちらかっている。
・次の一手がわからない。
・問題がたくさんありすぎて、何からやっていいかわからない。
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