子ども商店入門の場作り:第2回子ども商店プロジェクト in 一ノ関(1)

子ども商店プロジェクト集合写真

岩手県一ノ関にて、第2回子ども商店プロジェクトが開催されました。

一ノ関は、子ども商店講師の小学5年生、蜂谷蒼大(はちやそうた)君の本拠地。しかも会場の一BA(いちば CO-BA ICHINOSEKI)という場所は、父親の蜂谷悠介さんはじめ、たくらみ屋ともご縁の深い一ノ関の経営者さんたちが立ち上げた「たくらみスペース」。「蜂谷悠介とたくらむ会」なんてのも行われています😊

会場は学校感ある黒板! 「日直」って文字がいいですね〜。

ペッパー君も居ます😊

まず、とくいっち先生(得居裕江)が、とくいの😊チョーク文字で子ども商店プロジェクトを彩ります。

そして登場するはワビタン校長(我孫子勝広)。元中学校の先生のワビタンは今日も「いすを前に向けて〜!」など、子どもを引き付ける力が抜群です。

今日は3年生くらいが多かったので、模擬MGは詳しいルール説明をするのではなく、ドーナッツ屋さんに例えて説明。

「ドーナッツの材料は何かな?」

「卵!」「牛乳!」「小麦粉!」「砂糖!」と子どもたちは初対面でも元気に答えます。

「いいね!」「そうだね!」たくらみ屋の先生たちは、その一つ一つの答えに対してしっかり反応するように心がけます。

実は、先生たちも子どもとの会話で一緒に学んでいるのです。

大人になると、こんなふうに元気に答えなくなります。何故でしょう?

それは答えても反応がない、答えても無視される、答えても否定されるという経験を何度かしていくからだと思います。

だからたくらみ屋の先生たちは、大人の研修でももういちどしっかり反応することから始めます。

伝えている人の方を向く。これは誰でもできることです。そして話している人に対して表情で応える、言葉で応える、感じたことを伝える。拍手をする。ほとんどの人は、やろうと思うとできることだと思います。

反応すると、反応することを思い出します。反応すると、相手もたくさん伝えてくれることを思い出します。

どんなに素晴らしいことを学んでも、コミュニケーションが流れない場所ではそれは生きません。まず、安心して対話ができる、反応できる場を創りつづけることが大事と考えています。

そしていよいよ商品を売る説明! MGのプライスカードを持って、ドーナツの値付けをします。

「一番安く言った人が売れるよ! でも安すぎると、儲からなくてお給料が払えないよ!」
「さあ、自分の売りたい金額を他の人に見えないように選んでみよう!」

ワビタン校長の言葉に、ドキドキしながらカードを握る子どもたち。

「ではみんな一斉にその金額を大きな声に出して言いながら見せよう。さんはい!」

「30!」「27!」「28!」「35!」

「おー! 君が売れたね!」「わ~、惜しい!」「値段が高すぎた!」

会場が一気に盛り上がります😊 見守っている大人たちもドキドキワクワク。

「はい!1時間目終了! おトイレ休憩。学校と同じように10分間休憩です!」

小学校低学年の子どものじっとしていられる時間を見計らって、やや短めで休憩を入れるワビタン校長、このあたりはさすがの経験値。

一時間目終了

さていよいよ2時間目は、そうた先生と悠介お父さんの講演です。そうた先生はさらに進化していました!

(→ 続き 「お金の循環を考える子ども商店」へ!)

第3回子ども商店プロジェクトは、新年1/4に九州の小倉で行われます!  ご興味ある方はこちら「第3回子ども商店プロジェクト! in 小倉」をクリック!

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投稿者プロフィール

Shigeo Morimoto
Shigeo Morimoto
1966年大阪市生まれ。革新の好循環を起こす「プロの素人」。株式会社こきょう 代表取締役。「教えない」企業研修で何故か良くなってしまう。そのためにTOC(国際認定ジョナ資格)、MG(西研究所認定インストラクター)、20年のEC業界経験で築いたご縁と、大学で河合隼雄氏に学んだ臨床心理学を駆使。

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