課題の分離で流れを変える TOC × 心理学その1

自分の課題・他者の課題

ボトルネックというキーワードがあります。一番流れが詰まりやすいボトルネックが成果を決めているというTOC(制約条件の理論)の考え方です。

これはとても有益な考え方であることを実感し続けています。

ボトルネック1点にやることを集中できて、余計なことをせずに済みます。仕事はもちろん日常生活にも簡単に応用できて、成果はもちろん人間関係の「和」も創り出す余裕も生まれます。

ところが、いつもうまくいくとは限りません。ボトルネックの対処に常に付きまとってきた言葉があります。

 

「そうは言っても。。。」

そうは言ってもお金がない。そうは言っても時間がない。そうは言っても抵抗がある。そうは言っても決まりごとがある。そうは言っても。。。

理屈ではわかるんだけど、実際はできない。

これが常に付きまとうのです。

根っこの問題点・病巣を発見しているにも関わらず、それに対して何かすればとても効果があると分かっているにも関わらず、一歩踏み出せない。

つまり、ボトルネックをへの対処を阻む、もっと大きなボトルネックがあるのです。

そしてそれは人の心の中で起こっている方針の制約、心理的な課題であることが多いのです。

 

やらなくていい仕事って何?

ボトルネックを活用するには順序がありますが、まず簡単にできるのは「余計な仕事を取り除く」。

ボトルネックをすぐに広げることは考えずに、詰まっているゴミを取り除く。図で描けばこんな様子です。

赤の「やらなくていい仕事」をやめると、その分成果を決めているボトルネックに仕事が溜まらなくなりますね。本来の仕事が流れるようになり、会社ならすぐに業績が改善したりします。

とっても簡単に見えますが、ここで問題になるのが。。。「やらなくていい仕事」って何?

多くの人がここで躊躇します。どうやってそれを決めたらいいのかがわからない。

ここで役に立つ考え方の一つに「課題の分離」があります。

 

。。。
 
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投稿者プロフィール

Shigeo Morimoto
Shigeo Morimoto
1966年大阪市生まれ。革新の好循環を起こす「プロの素人」。株式会社こきょう 代表取締役。「教えない」企業研修で何故か良くなってしまう。そのためにTOC(国際認定ジョナ資格)、MG(西研究所認定インストラクター)、20年のEC業界経験で築いたご縁と、大学で河合隼雄氏に学んだ臨床心理学を駆使。

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