自由闊達で創造的な会社にしたかったら情報公開と人材育成が必須

独裁者は民に馬鹿でいて欲しいと願う。
民主的なリーダーは情報を公開して賢い民をつくります。
あ、政治の話じゃないですよ。
経営の話です。
言われなくても自発的に行動する、自律的で創造的な会社にしたければ、情報公開と社員
が賢くなるように教育が大切だと考えます。

情報公開と社員教育は企業繁栄の礎
国家で例えると分かりやすいと思います。
独裁国家の特徴は情報規制です。
「余計なことは知らんでいい」と徹底して情報を規制して「馬鹿な民」を量産します。
自分たちの置かれている状態がどんなものかを知らずに過ごしていてくれれば独裁者にとっては都合がいいわけ。
常に支配下に置けるからね。
 
でも、現状が示すように、そういう国家は文化も経済も発展しません。
やはり、民が利口にならないと発展しないんだよね。
 
これは企業でも同じことが言えると思います。
 
ちょっとだけ僕の経験を書きますね。
僕は、頭では「社員に育って欲しい」と願っている、でも潜在意識で「自分より賢くなったら自分の存在が危うくなる」とビビっていた時期がありました。
だから独裁者の心境が良く分かるのです。
 
自分の支配下に置き、都合良く使ってやるという自覚があったから、それが崩れたらクーデターが起きるんじゃないか?という恐怖も生まれるわけです。
 
でも、それだと僕の限界が会社の限界となって業績が悪くなった時に立ち行かなくなりました。
 
そこで情報公開をしました。
同時に、研修コストもたくさん使うようになりました。
 
今感じているのは、スタッフが利口になった方が楽だということです。
結局、手放したものは支配構造だけでしたからね。
不都合はまったくありません。

賢い社員が増えると指示命令、管理がなくなるのはなぜか?

たくらみ屋の相棒、森本繁生さんに出会った時に、彼が面白いことを言っていました。
「社員さんがMGやTOCを学んでいる会社からは指示命令、管理がなくなる」
 
その当時、僕はMGもTOCも知らなかったから「?」という感じでしたが、今ではよ〜く分かります、その理由が。
あ、MGはこの記事で分かります。
 
TOCはこれが分かりやすい。
 
MGもTOCも、経営全体が分かるようになる研修なのです。
MGは商いの仕組みも会計も全部分かるようになります。
TOCは全体の流れを意識するようになるので、経営者と同じ全体を観る視点が身に付くというわけです。
 
経営をゲームで身体で覚える楽しくエキサイティングなMG研修
 
会社全体の流れを観てボトルネックを探すTOC研修
つまり「自分たちで考え、判断し、行動し、チェックし改善し、成果を創り出す」そのプロセスが習得できるわけです。
そりゃ必然的に指示命令、管理がなくなるわけだ。
 
そうなると必然的に情報公開…決算書の公開に進む企業が多くなります。
判断には客観的な情報が必須ですからね。
 
情報公開と賢い社員の育成はセットで成り立つもの、そう考えます。
 
もし、社長1人の力でグイグイ引っ張って、現場の隅々まで指示を出せるならそんな必要はないと思います。
 
みんなの知恵が必要、そう思った時は社員さんに賢くなってもらう必要があると思います。
 
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