「良い子で言うことを聞く」…そんな子ども育ててはいけない
たくらみ屋の米澤晋也です。
僕は社会人に自発性・主体性が足りないのは当然のことだと思っています。
だって、子どもの頃から「良い子で聞く」ってのを躾けられてきたから。
親も「ちゃんと良い子で先生の言うことを聞いてた?」って聞くでしょ?
「大人→子ども」…このベクトルを基本にしている以上、自ら考え求め動く力はあまり育たないと思います。
僕は教育者ではありませんが、夢新聞で数多くの子どもたちを見てそう感じています。
さて、そんな中、久しぶりに強烈に「言うことを聞かない」子どもに会いましたよ。
名前を「匠飛」と書き「たくと」と読みます。
現在、小学5年生です。
出会いは、たくらみ屋の相棒、森本繁生さんのMG研修です。
森本氏のMGは学生は無料で受講できるのです。
「学校の中、家庭の中では学べない大切なことを学んで欲しい」…そんな思いからです。
MGは参加者全員が自分の会社(架空)を作り経営をします。
資本金300で設備を買い、人を雇い、材料を仕入れ、販売します。
現実の経営とほぼ同じことを体験できます。
1期終わるたびに決算書を自分で作成します。
これを小学生がやるんです。
信じられます?
初心者の大人の指導をする匠飛
それができる、というよりも大人を翻弄するくらい上手いのです。
どうして大人が翻弄されるのか?
それは、大人は「言われたことをやる」という習慣が完全に身に付いているから。
誰かが言った(かどうかは分からないが)「経営とはこういうものだ」という常識に縛られダイナミックな発想ができないのです。
例えば、できるだけお金を使わず稼ぐという常識がありますよね?
安く仕入れ高く売るとか。
しっかりと計画を立てるとか。
匠飛にはそれがありません。
ガンガン安く売るし、高い材料を買います。
突然、設備投資をして、大人から「資金は大丈夫か?」と心配される(笑)
でも、彼なりに考えてのことなのです。
大人がアドバイスをしても聞く耳を持ちません。
それを「傲慢だ」と見る大人もいるかもしれません。
でも、経営は実際にやってみなきゃ分からないでしょ?
やって成功するかも知れないし、失敗するかも知れない。
でも、体験したことからしか本当の学びは得られないのです。
彼がやっていることは常識からは外れていますが、成功するために大切なことだと思います。
匠飛はMGは今回で2回目ですが、確実に実践値が上がっています。
森本さんが子どもをMGに招待するのには、もう1つ理由があります。
それは大人が勉強になるからです。
よく「常識に縛られずに」なんて大人は簡単に言いますが、その言葉自体が常識的だと思います。常識の範囲内での非常識。
それを破壊するには常識を持っていない子ども、言うことを聞かない主体性のある子どもとの交流が必要だと考えているのだと思います。
匠飛は前回は「ドン・キホーテか?」ってくらいの安売りで倒産しましたが、今回は「ルイ・ヴィトンか?」って価格で勝負していました。
極端だよな〜(笑
全部、自分の意志で決め、行動し、結果を受け入れ、そして成長しています。
彼が社会に出るのが楽しみになりました。
もう、大人は子どもに「良い子で言うことを聞く」ってのを求めてはいけない時代に突入したと思います。
あ、匠飛は僕の親友、柳沢昭の長男です(笑)
柳沢を知っている人は、匠飛のやんちゃっぷりが想像つくでしょ?
たくらみ屋ではそんな子どもを育て、大人とともに成長することを狙い、目下「子ども商店プロジェクト」なるものを開始しました。
ブログをチェックしてくださいね!
それでは今日も素敵な1日をお過ごし下さい!
【今後のMGの日程】
12月12日〜13日 大分開催
http://www.kokuchpro.com/event/oitamg20171212/
2018年1月5日〜6日 小倉開催
http://www.kokuchpro.com/event/kokuramg13/
2018年1月20日〜21日 大阪開催
http://www.kokuchpro.com/event/suitomg20170120/
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・とにかく思考が整理されておらず、とっちらかっている。
・次の一手がわからない。
・問題がたくさんありすぎて、何からやっていいかわからない。