たくらみのある企業は先手を打つ、ない会社は後手にまわる

おはようございます。
たくらみ屋の米澤晋也です。

生活者の感性はあっという間に変化する

オッサン(オバサンも)が言う「最近の若者は…」という言葉は、太古の昔から使われてきたみたいで壁画にも書いてあるそうです(笑

 この画像はその壁画かどうかは分かりません

「子ども叱るな来た道だもの 年寄り笑うな行く道だもの…」という名言がありますが、この名言があるってことは、いつの時代も繰り返してきたってことだよね。
若者も老人も、時代とともに変わっていく…変化を受け入れることが大切だよね。

企業は変化への対応業と言い換えることができると思います。
時代が進めば感性が変わる。
新しい技術の登場で感性が変わる。

例えば、戦中戦後には「カロリー焼き」なるものが人気だったそうです。
新聞で読んだのですが、どうやらすごく脂っぽい串焼きみたいなものだそうです。
今では嫌われるよね?

僕が高校生の時は「ブランドブーム」でした。
バブル前夜でしたが、みんなデカっくブランド名やロゴが入った服を、これみよがしに着ていたのを覚えています。
てか、僕も持ってたし(笑
今ではそういう感性はダサい。
ノンブランドでもオシャレに着こなす人がカッコイイですよね。

数年前、デザイナーのポール・スミス氏が朝日新聞の取材に「中国には進出しないのか?」と聞かれ、こう答えていました。
「まだファッション文化が成熟していない。ひと目でブランドだと分かる服しか受け入れられないので進出はまだ早い」

変化の兆しを感じたらサッと対応できる組織体をつくる

変わるのは感性だけではありません。
僕は超地域密着型の商売をしているので、すごく肌で感じていますが「人口の転出入」は想像以上に多いです。
転勤などで年間に数パーセントが入れ替わっています。
ここに死去と出生を入れると、結構な数が入れ替わっています。
だから、「10年経てば別の街」と思ったほうが良いと思います。

よくチラシに自店の地図を入れない人がいますが、多くの方が「ウチは◯十年、この場所で商売をやっているんだから必要ない」と言いますがそんなことはありません。
10年経てば、知らない人だらけです。

これに感性の変化が加わるのだから、企業は積極的な変化が求められますよね。

かと言って、今は複雑系の社会だからどんな風に変わるかはなかなか予測ができません。
なので、変化を感じたら速やかにたくらめる社風を創ることが大切だと考えるのです。

「たくらむ」→「即、行動」

そのためには組織をフローの状態にすることが大切だと考えます。
固めないってことね。
そもそも組織は「何かを遂行するために結成するもの」です。
やることが変われば組織も変わる。
それを、役職をつけて固めてしまうと企画のたびに組織を解体&再構築しなければいけないので、すごく手間だし気も遣います。
後手に回っちゃうよね。
変化の時代には向いていないと思います。

例えば、弊社は新聞店なので配達員がいます。
ここは基本、固定です。
「今日は気分が良いから接客をするか!」ってのは困る(笑

でも、プロジェクト…例えば「配達中に独居老人の安否を確認する」なんて企画が立ち上がった時は、所属に関わらずサッと結成される感じです。

集団を柔軟にして、たくらみを即、実行できる企業は先手を打つことができる。
先手を打つから「やったるで!」という自発的なヤル気が生まれる。
逆に、たくらめない企業は、後手に回り「せねばならない」という消極的な気持ちで仕事をすることになります。

フローな集団を創りましょう!

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